PCもREGZAも同じ無線LANルーターに接続されており、同じネットワーク上にあるのでPCからREGZAも見れるはずと思い、PCでエクスプローラーのネットワークを見ると、ちゃんとREGZAが表示されている。
REGZAのアイコンをダブルクリックすると下の画面が表示されたが、それ以上内部を覗くことはできなかった。
当然といえば当然で、録画番組が入っている外付けのUSB HDDは直接的にはREGZAにのみ接続されており、LANに接続されているわけではないのでPCからは見れない。
そこで、ネット検索とREGZAのマニュアルで色々調べて次のようなことが分かった。
1.デジタル放送番組とそれを録画したものは著作権で保護されており、Windows標準やフリーのアプリでは視聴できない。
2.REGZA(Z1)は、上記の著作権保護のDTCP-IP規格に対応している。
3.REGZAで受信した放送番組を、DLNA対応したLAN HDDに録画したり、一旦USB HDDに録画した番組をDTCP-IP対応のNAS(ネットワーク HDD)にダビングしたりできる
4.上記3.で録画やダビングした番組は、DTCP-IP対応のREGZAで視聴できる
5.上記3.で録画やダビングした番組は、DTCP-IP対応有料アプリを使うとPCでも視聴できる
ちんぷんかんぷん?
以下に参考にした情報がありますのでじっくり取り組んでみてください。一つ一つの用語の概念を理解しながら何度も読むとそのうち分かりますよ。
参考サイト
DTCP-IP対応DLNAクライアントになれる機器/ソフトウェア
参考マニュアル(REGZA)
私の場合は、一旦すべて外付けのUSB HDDに録画し、そのうち保存したいものやPCで見たいものを別なNAS(Network Attached Storage)にダビングする形の運用にしたいのと、音楽や写真ファイルもこのNASに入れてスマホやiPad等からも必要な時にアクセスできるようにしたいので、まずDTCP-IP対応のNASを購入することにした。
比較的安価なBuffaloの上記NASを注文し、届いたNASを無線LANルーターとLANケーブルで接続して、REGZAで録画番組のダビングメニューを選択すると、追加したNASがLS210DEA2(LinkStation)として表示され、ダビング先として選択できるようになった。番組を10個選択して実際にNASへダビングしてみた。ダビングに要した時間は実際の再生時間のほぼ半分ほどという感じです。
REGZAから認識できるようになったこのNASをPCからエクスプローラーで覗いてみた。
表示されているLinkStationをクリックするとBuffaloのWebサイトが開くのみで内部のフォルダーにはアクセスできない。上記5.にあるようにやはりDTCP-IP対応有料アプリを使わないとPCからダビングした番組へはアクセスできない模様。
DTCP-IP対応有料アプリを色々と探しているうちに sMedio TV Suite という比較的安いアプリがあることを知ったのでサイトからダウンロードしてみた。
下にスクロールして「ご購入はこちら」のボタンを押す。
表示された下の画面の青地に白文字の「購入してインストール」の隣にある…の部分を押して、試用版をインストールする(※下の画面は試用版をインストール後、一旦アンインストールして再度購入画面から入った時の画面なので初めてこの画面に来た方とは少し表示が異なります)
案内に従ってインストールした後、sMedio TV Suiteサイトの上の方にあるユーティリティを追加でインストールする。
幾つか勝手に暗い画面が開いては消えてその後何もインストールの終了を知らせるようなメッセージは画面に表示されないが、インストールは5,6秒で終了しているのでご安心を。
sMedio TV Suiteアプリを起動すると下のメニュー画面が開く。
左端の「録画番組をみる」を押すとNASがちゃんと認識されている。
このサーバーアイコンをクリックして幾つか画面を経るとREGZAからダビングした録画番組が下記のように見える画面に行き着く。
見たい番組をクリックすると画面が変わり数秒程で録画番組の再生が始まった。ちゃんと問題なくきれいに見れた、感動!。
メニュー画面の「放送中の番組をみる」は、デジタル放送を送信できるDLNA対応サーバー(レコーダーなど)は持っていないので使用できず。REGZA TVは再生機能のみで送信機能はない、マニュアルに記載の通り。私のケースでは不要なので問題なし。
その隣の「ダビングした番組を見る」をクリックすると、ユーティリティからダビング機能をONにし、レグザの場合はTV側から番組をダビングしてください、のようなメッセージが表示されたのでダビング設定ユーティリティを起動して
下の画面のようにダビング待ち受け機能をOFFからONにした。ダビング先フォルダーはデフォルトのまま。
この設定を有効にした後、REGZAで録画番組のダビングメニューに入ると今度はsMedio TV SuiteをインストールしているPC(下の画面の黄色の部分)もダビング先に表示さるようになった。テストで録画番組を一つPCにダビングしてから、「ダビングした番組を見る」メニューから入ってい行くとPCの指定のフォルダにダビングされた録画が表示され、クリックで問題なく再生が始まった。
ということで、私のネット環境でこのsMedio TV Suiteは正常に機能することが分かったので6日間の試用期間のあと購入を決定。
安くREGZAの録画番組をPCで見れるようにしたい方は、sMedio TV Suiteのみ購入して自分のPCのハードディスクに録画番組をREGZAからダビングして視聴することができます。
以下は補足です。
因みに、REGZAからNASにダビングした番組は、REGZAのリモコンの「レグザリンク」ボタンを押して、「録画番組を見る」メニューで、表示された機器から該当のNASを選択することでこれらの番組リストを表示することができ、視聴や視聴後不要になれば削除も可能です。
ここで一つ注意が必要です。表示された番組リストの一番上の「ビデオ」を選択して幾つか画面を経て個別の番組が表示される画面に行き、番組を削除しようとしても”保護されているため、削除できません”というメッセージが表示されてしまいます。
理由は分かりませんが、番組を削除したい場合は、「ビデオ」ではなく、「フォルダー」を選択して入る必要があります。
また、同様にPCからもNASにダビングした番組の削除は可能です。ただ、視聴用のsMedio TV Suiteアプリからは番組を削除することはできないので、NAS用のソフトウェアをPCにインストールする必要があります。
https://www.buffalo.jp/download/software/
更に、下記のサイトで同じ型番を打ち込んで製品に該当するユーザーマニュアルをダウンロードします。
https://www.buffalo.jp/download/manual/
NAS Navigator2 Windowsを起動して、デバイスアイコンを選択して右クリックメニューからWeb設定を開く。
開いた下記の画面でユーザーマニュアルの第2章に従い、必要な初期設定をし、DLNAサーバーをONにした後、
このDLNAサーバーのボタンをクリックすると番組リストが表示されます。必要な番組にチェックを入れて選択後、リスト下部の削除ボタンから削除できます。
NASではなく、PCのハードディスクに録画番組をREGZAからダビングして視聴することを選択した場合は、これらのダビングした番組はsMedio TV Suiteアプリから削除することができます。
トップメニューの「ダビングした番組を見る」をクリックして表示される番組リストで削除したい番組のアイコンを右クリックすると、アイコンの右肩にチェックマークが、と同時に画面下部にアプリバーが表示されるので、バーの右端にある削除アイコンをクリックすることでこの番組を削除できます。
以上。
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