2022年3月3日木曜日

Logicool ワイヤレスマウスM705 Unifyingソフトウェアでペアリングができない 

 以前使用していた同型のマウスが手垢でずいぶん汚れたので新しくM705を購入した。

1.Unfyingソフトウェアでペアリングをしようとして同梱されていたUnifyingレシーバーをPCのUSB端子に差し込んでもUnifyingレシーバー自体を認識しないので処理が完了しない。



2.それでも普通にマウスは使用できる。

3.マウス本体の側面についている2つのボタンへの機能割り当てや、ポインタ速度の調整などをLogicool Optionsソフトウェアで行いたいが、マウスを認識しないのでできない。

という問題が発生した。

ネットを検索すると同様な問題で困った方がおられるようでいくつか解決策が紹介されていた。




私のケースは、このどれも解決策にはならなかった。そこで別な手を模索して色々試していて次の方法で解決できたので紹介する。

Logicoolサポートサイト>ダウンロード サイトにアクセスし、

SetPoint というソフトウェアをダウンロードしてPCにインストールする。












何故かインストールされたソフト名は「マウスおよびキーボードの設定」と表示されるがこれがSetPointで間違いないのでご安心を。アプリケーションを起動して、画面の指示に従ってLogicool Option の起動リンクをクリックする。


すると、下記の画面に加えて

Logicool Optionsソフトウェアが起動する。

これで必要な設定が可能になり、問題は解決した。

この時点でデバイスマネージャーを見てみると

Logicoolマウス用のドライバがインストールされている。

因みに、この状態でUnifyingソフトウェアを起動すると今度はUSB端子に差し込んでいるUnifyingレシーバーは認識し、すぐに下記の画面に遷移するが、ここで画面指示に従ってマウス本体の電源スイッチをOFF>ONして何秒待っても、右下の「次へ」ボタンは灰色のままで先へ進むことはできなかった。すでにペアリングは完了して普通に使用できているので先へ進めなくても何ら問題はないが、参考まで。



以上。















2021年11月17日水曜日

相続登記について

 妻の父が亡くなった。不動産(土地や建物)の所有者が亡くなったときは相続登記が必要で、登記申請に必要な書類作成をサポートをしたので、その過程で得た知識や参照できる有用なサイトを下記にまとめた。


【不動産の所有の有無の確認】
 亡くなった方が登記手続きをすべき不動産(土地や建物)を所有または共有していたか、またそれら不動産の評価額は幾らなのかをまず確認することになるが、この確認に使える資料は下記の通り。

1.固定資産税・都市計画税課税明細書
 住民登録する市町村から毎年6月ごろに納税義務者宛に送付される明細書で、固定資産の評価額や税額を確認できる。但し、非課税の資産(保安林、公衆用道路など)については評価額欄が0円になっているので、こうしたものが含まれている場合は次の固定資産(土地・家屋)評価証明書の発行を市町村役場で申請する必要がある。

2.固定資産(土地・家屋)評価証明書
 非課税扱いで評価額が0円になっているものは評価額を記載して頂くように依頼することで、所有または共有するすべての固定資産の評価額が記載された証明書を市町村役場で発行してもらえる。

3.固定資産税 名寄帳兼 課税台帳
 山林は評価額が低く、固定資産税評価額の総額が30万円以下の山林を所有しているようなケースでは、これらの山林がある市町村から、それらを記載した固定資産税・都市計画税課税明細書が送付されない。こうした場合はいわゆる「名寄(なよせ)帳」の発行を当該市区町村役場に依頼することで所有または共有している山林(土地)の情報を得ることができる。

 尚、地番や家屋番号が分かれば、その番号から土地や家屋の詳細情報や所有者(共有の場合は持分割合も含め)を確認するために、必要に応じて法務局の「登記情報提供サービス」を利用することもできる。

相続登記が必要な土地や建物があることが分かったら、以下の情報を参照して必要な登記手続きを行う。



【不動産登記全般について】
 法務局の不動産登記申請手続きについて解説したサイト
「不動産の所有者がなくなった」のケースを選択すると、オンライン申請の方法の記事が開くが、オンライン申請する場合も法務局の窓口に書類を直接提出する場合も準備する書類は基本的に同じなので、記事中にある「書面申請」のリンク
を参照して、自分のケースに該当するリンクの記事を参照して申請書類を作成する。

以下ここでは、私が実際にサポートした遺産分割協議書による登記申請について述べる。



【相続人の把握】
 遺産分割の協議をして協議書を作成するときに最も重要な作業は、協議の当事者となる相続人を正確に把握することである。この作業に不備があると一旦作成した遺産分割協議書のやり直しをせざるを得なくなり、相続人の数が多かったり、近隣に住まいしていなかったりすると、遠方まで再度遺産分割協議書への署名・捺印を求めて相続人を訪ね歩いたり、書類の郵送・返送処理をしたりすることになり、非常に厄介なことになる。

 相続人については民法に規定されており、下記のサイト資料
の「第2章 相続人と相続人の順位」の項で確認できる。

 上記民法の内容を分かりやすく図解したサイトはこちら。
因みにこの「相続の知識」のサイトは相続に関する色々な情報が網羅されており非常に有用である。

 被相続人の死亡による相続登記が完了していないうちに、一部の相続人が死亡してその方が新たな被相続人となって追加の相続登記が必要になっているような「数次相続」が発生している場合は、各相続段階での相続人を特定する必要がある。また、被相続人の死亡時点で一部の相続人が既に死亡しているときは、代襲相続の制度があるのでこれも理解して相続人を特定する必要がある。特定したすべての相続人の戸籍情報(相続開始時点で既に亡くなられている方については出生から死亡までの連続した戸籍及び除籍謄本、生存されている方については出生から現時点までのいわゆる現戸籍)を集めてこれらの戸籍情報を確認し、更に養子、非嫡出子など新たな相続人の有無を確認する作業が必要になる。



【相続関係説明図の作成】
 被相続人と相続人がすべて把握出来たら相続関係説明図にまとめる。

1.相続関係説明図の様式
のページ中央下部にある
20)所有権移転登記申請書(相続・遺産分割)下の記載例(PDF)の4ページ
21)所有権移転登記申請書(相続・遺産分割)(数次相続)下の記載例(PDF)の3ページ
を参照して作成する。

2.相続関係説明図サンプル
 ネット検索すると色々なサンプルがあるが、私がサポートした数次相続が発生しているケースの相続関係説明図のサンプルがこちら。

<補足>
・妻の実家の父EEEEが死亡したことで相続登記の検討を始めたが、実家(建物)及び一部の山林(土地)が既に他界している祖父AAAAの名義のままになっていることが分かり、数次相続のケースになるのでそのように説明図を構成した。
・父EEEEの死亡時点で相続人となるGGGG、KKKK、LLLL、MMMM、NNNNの5名で遺産分割協議をし、最終的に祖父GGGG及び父EEEEの遺産をすべてKKKKが取得することに合意したのでその旨を()括弧付の”相続人”及び”分割”で示している。



【遺産分割協議書の作成】
 当事者となる相続人の間で遺産分割協議を開始して協議結果を遺産分割協議書としてまとめる。下記は遺産分割協議書の書き方の参考サイト。

1.数次相続が発生している場合

2.被相続人が不動産を共有していた場合

3.上記1,2を共に含む場合(私のサポートケースをサンプル化)

 作成した協議書に当事者である相続人全員が署名、捺印(実印)し、協議書が複数枚になる場合は、全員で契印(実印)すること。遺産分割協議書の各相続人の住所、氏名、印鑑は、各自の印鑑証明書の住所、氏名、印鑑と一致している必要があり、一致していないと登記申請が受理されないので注意が必要。

<参考>
契印の仕方



【相続登記申請書の作成】
遺産分割協議の結果に基づき、相続登記の申請書を作成する。
のページ中央下部にある
20)所有権移転登記申請書(相続・遺産分割)下の記載例(PDF)の1,2ページ
21)所有権移転登記申請書(相続・遺産分割)(数次相続)下の記載例(PDF)の1,2ページ
を参照して作成する。特に、上記2つの記載例の後半にある注意書きは熟読して内容を理解して誤りや漏れがないよう対応することが必要である。

登記申請書の作成に関して参考になりそうなことを以下に補足する。

1.登記の目的
 次の2つのパターンがあり、いずれかを書く
 (1)所有権移転  :単独で1つの地番あるいは家屋番号の不動産を所有している場合
 (2)持分全部移転 :複数人がある持分割合で1つの地番あるいは家屋番号の不動産を
            共有している場合

2.登記識別情報の通知の希望
 不動産の所有権を有することを証明する情報で、登記完了時点で受領することができる。通知を希望しないこともできるが、後々に不動産を売買あるいは贈与する場合に必要になるようなので通知を希望することを勧める。従い、□にチェックは入れない。

3.申請する法務局
 不動産の所在に応じて下記の法務局の管轄一覧より確認できる各法務局または支局に申請することになる。不動産が2つ以上の管轄区域にまたがるときは、管轄区域毎に不動産を分けてそれぞれの管轄区域の法務局または支局に申請書を提出する必要がある。

4.代理人による申請
 通常、相続人が申請するが、代理人による申請も可能である。但し、その場合は、申請書1件ごとに委任状の作成が必要で、各申請書の添付書類の項にも「代理権限証書」を追記する必要がある。
 委任状のサンプル

5.登録免許税
 免税措置がある場合があるので、それらの情報に注意して有効に活用することで場合によっては1円も払わずに登記できる場合がある。
<事例>
法務局トップページ
の下の新着情報の欄に2021年4月12日発行の「相続登記の登録免許税の免税措置について」という記事がある。

 私がサポートしたケースでは、上記記事のリンクをクリックして開いたページの下の方にある(2)の市街化区域外の評価額が10万円以下の土地は免税 の措置を利用して登録免許税を減額することができた。

申請不動産がすべて免税対象のときの申請書サンプル

申請不動産の一部が免税対象のときの申請書サンプル

6.申請書の数
 原則として登記申請書は1つの不動産(1つの地番または家屋番号)毎に作成しなければならないとされているが、下記の項目(申請書のヘッダーに相当する部分)が同じ場合は、まとめて1件の申請書で申請することが可能である。
 ・登記の目的
 ・原因およびその日付
 ・相続人
 ・申請人(代理人の有無を含む)
 ・登記識別情報の通知の希望
 ・申請法務局
申請書作成の手間を省くために可能なものはまとめて申請する方がよい。



【法務局へ提出する相続登記申請書および添付書類】
 相続登記の申請に必要な書類を収集あるいは作成順に注記を添えて列記する。

1.固定資産税・都市計画税課税明細書、及びまたは固定資産(土地・家屋)評価証明書、及びまたは固定資産税 名寄帳兼 課税台帳(コピー)
 被相続人の遺産(土地と家屋)を明確化するために必要だったものをすべて提出する。情報が重複しており、どちらかを出せば済む場合はその限りではない。原本である必要はなくコピーを提出することでOK。

2.戸籍謄本と除籍謄本(原本)
 被相続人については戸籍謄本と除籍謄本が必要。

 <参考>上記【相続登記申請書の作成】の項で紹介した所有権移転登記申請書の記入例(PDFファイル)の(注6や注4)の記事内に下記の説明があるが、
   ------------------------------------------------------------
 被相続人の本籍が登記記録上の住所と異なる場合には,被相続
 人が登記記録上の登記名義人であることが分かる被相続人の本籍の記載の
 ある住民票の除票又は戸籍の附票の写し等が必要となります
---------------------------------------------------------------
 被相続人が本籍地に居住し続けていたが、市町村合併等で郡、町名、番地が変更になったり、「字」や「大字」がなくなったりしていることにより、表面的に登記申請時点の登記記録上の住所と異なっている場合は、役所側が住所の改定履歴を追うことで被相続人と登記記録上の名義人との一致性を確認できるので、住民票の除票又は戸籍の附票の写し等の提出は不要である。(私がサポートしたケースは、これに該当する)

3.戸籍謄本と除籍謄本(原本)
 相続手続き開始時点で既に亡くなっている相続人の戸籍謄本と除籍謄本が必要。特に数次相続が発生している場合は漏れがないように集めること。

4.戸籍謄抄本(原本)
 遺産分割協議の当事者である相続人全員の戸籍謄本あるいは戸籍抄本で、被相続人の死亡日以降に発行されたものが必要。

5.住民票(コピー)
 最終的に遺産を相続する相続人の住民票が必要。遺産分割協議で遺産を相続しないとした方については不要。

6.印鑑証明書(原本)
 遺産分割協議を行う当事者となる相続人全員の印鑑証明が必要。

7.遺産分割協議書(原本)
 協議の当事者である相続人全員が署名、捺印した原本の提出が必要。

8.相続関係説明図
 作成したものを印刷して提出。

9.登記申請書
 作成したものを印刷し、申請者が押印(認印可)したものを提出。

10.委任状
 必要に応じて作成したものを印刷し、本来の申請者が押印(認印可)したものを提出。

※原本還付について
上記で原本を提出する書類で、使用後に返却してもらいたいものについては原本還付の手続きを利用することができる。上記2.、3.4.の戸籍情報は、8.を提出することで、請求しなくても原本還付されるので、もし6.や7.の原本還付を受けたい場合は、下記のサイトを参照し対応する。
尚、上記サイトで「割印」とあるのは誤りで、正しくは「契印」である。



【法務局へ提出】
 必要な書類がすべて準備できたら申請する法務局の窓口に行き、先に登録免許税分の収入印紙を購入して申請書に貼り付けて一連の書類を窓口に提出する。簡易チェックで不備がなければそのまま一旦受領され、更に精査して申請内容に不備がなければ1週間ほどで登記が完了する。
 完了したらその旨申請人に電話連絡があるので窓口で登記完了証と登記識別情報を受領して終わりである。



【登記相談】
 公開されているネット情報を参照してもよく分からない部分があるときは法務局の登記相談サービスを利用することができる。管轄する法務局のサイトをクリックして県の本局や各支局の情報サイトで「登記相談」や「登記手続き案内」の項を参照し、電話予約して相談を受ける。

本局や各支局により混雑状況が異なるので、一般的な質問で急ぎの場合はあちこちに電話して比較的空いている所で予約するとよい。


以上

















2021年7月6日火曜日

デイトレード用の指数メーターインジケーター(MarketSpeed2用)

 

このブログに直接来られた方は、先ず下記のブログ記事を読んでからこちらを読んでください。

https://andothersmemo.blogspot.com/2019/11/225.html


2021/6/25にMarketSpeed2のRSSサポートが楽天証券より発表された。
これまでMarketSpeedで上記リンクで紹介した日経225やマザーズ市場銘柄の指数メーターインジケーターを利用していた方で、引き続きMarketSpeed2でも使いたい方や新規にMarketSpeed2でこうした指数メーターインジケータを利用したい方がこのブログの対象者です。

MarketSpeed2のRSSは、従来のMarketSpeedのRSSとは文法が異なるので同じものをそのまま使用することはできない。


◆MarketSpeed2用N225TICKのダウンロードサイト:
MarketSpeed用としてリリースしていた日経225指数メーターインジケーターをMarketSpeed2用に編集したもの


◆MarketSpeed2用MothersTICKのダウンロードサイト:
MarketSpeed用としてリリースしていたマザーズ指数メーターインジケーターをMarketSpeed2用に編集したもの


MarketSpeed2のRSSの利用方法については下記のオンラインヘルプを参照してください。



以上








2021年7月5日月曜日

デイトレード用の指数メーターインジケーター(MarketSpeed用)


2019年11月にこの記事をアップして1年8か月が経過しているが、当時よりMothers の銘柄数が増えて来ており、現状では下記のURLからダウロードしたMarketSpeed用のファイルのRSSがMothers指数に関しては意図通りには機能していないことに気が付いたので記事を訂正した。
ピンク字が追加部分、取り消し線部分が削除)

----------------------------------
国内株の素人トレーダーで、ぼろくそに負けているが、まだ少ないながらも資金が残っており、諦めたら終わりとの思いで再浮上を目指してぼちぼちやっている。

近年はデイトレードを中心にやっており、板情報や歩み値も読めたほうがよいと考え、ネットを探索していてたまたま下記のサイトに巡り合った。

プロになるためのデイトレ&スキャル入門 (サンチャゴさんのブログ)

上記リンクをクリックして開いたページの右側にある、おすすめ本の中の「プロになるためのデイトレード入門 1巻 板読みと歩み値を極めてライントレードの精度を上げる編」に興味があったのでKindle版を購入して読んでみた。

この本の中に株式市場の呼吸指標として「N225TICK」なる指標が紹介されており、米国版NYSETICKの日経225版であるとの簡単な説明がある。場中のある瞬間のアップティックしている銘柄数からダウンティックしている銘柄数を引いたものを表示するインジケータ―のようである。

本の中で紹介されている「N225TCIK」のダウンロードサイトからファイルをダウンロードして、本の記事に従って必要な準備をして使用してみた。


必要なもの
・Microsoft Excel
・楽天証券の口座

必要な準備
・楽天証券の MarketSpeed と RealtimeSpreadSheet をPCにインストールして起動する
・楽天証券のサイトを参考に Excel にRealtimeSpreadSheet アドインを登録する

以下詳細は省略(上記サンチャゴさんの本を参照してください)。


実際に使用してみて、本で紹介されているとおりデイトレードのエントリーのタイミングを取るのに有効と感じた。指標のローソク足が上昇または下降を開始をするときに先にこのインジケーターが上や下に振れ出し、それからローソク足が動き始めるイメージになるので、一歩早く動き出しのタイミングを取れるように思う。

但し、N225TICKは東証1部の日経平均株価の採用225銘柄を対象にした指標であり、私はマザーズ市場の銘柄もトレードすることもあるので、N225TICKのマザーズ指数版も欲しくなった。

しかしながら、MarketSpeedのRSSで表示できる情報の銘柄数上限は300銘柄にセットされているようで、この訂正記事を書いている時点でマザース市場は既に355銘柄に達しており、下図の「Mothers」ボタンを押して表示されるマザーズ指数は、これらすべての銘柄情報が反映できていないことが分かった。

サンチャゴさんのブログサイトを見てみたが、まだリリースされていないようなので自分でN225TICKを編集して、日経225に加えてマザーズ市場の全銘柄を対象にしたマザーズ指標も選択表示できるように編集してみた。


画面右上の「N225」と「Mothers」ボタンで日経225のメーターインジケーターとマザーズ指標のメーターインジケーターを切り替えることができる。切り替えには数十秒から場合によっては数分かかる。

日経225の構成銘柄やマザーズ市場の銘柄に変更があった場合の更新手順は、このExcelファイルのTICKシートに貼り付けてあるテキストメモを参照してください。

興味のある方は、下記のURLからファイルをダウンロードしてください。但し、ダウンロードしたzipファイルの解凍には本のなかで紹介されているN225TICKファイルをダウンロードするときに必要なパスワードが必要ですので、本を購入されてからこのブログに戻って来てください。因みにパスワードを必要としているのは単にオリジナルを開発したサンチャゴ さんの著作権を尊重する意味からで、それ以外の例えば書籍の購入を推奨するセールス目的などの意図は全くありません。(読む価値のある本ではありますが)

ファイルダウンロードURL:
https://drive.google.com/file/d/1peiB0IKQxkGUNr9HiMJl0OXn1Ze7252k/view?usp=sharing

日経225の銘柄に限らず、銘柄数が300以下の指数については上記URLからダウンロードしたN225TICKファイルがそのまま使用できる。現時点のマザーズ市場のように対象銘柄数が300を超えるものについてはMarketSpeedのRSSでは対応できないので、ダウンロードしたファイルの「Mothers」ボタンは使用しないでください。

2021/6/25にリリースされたMarketSpeed2のRSSでは上限銘柄数が500になっているのでMothers指数が必要な方はトレードツールをMarketSpeed2に変更してMarketSpeed2用のRSSを使用してください。MarketSpeed2のRSSを利用した指数メーターインジケーターに関しては別ブログを公開しているのでそちらを参照してください。
ブログのリンク:

2021年1月1日金曜日

処方箋医薬品の個人輸入について

数年前から軽度の皮膚病で困っている。腕や足に赤い小さな発疹が出て痒くなり、掻くと悪化し少し発疹部分が膨らんで益々痒みが増してくる。特に皮膚が乾燥しやすい秋口から症状が出ることが多い。

そこで皮膚科に受診すると「高齢化現象の一つで皮膚表面の保護バランスが崩れることによるものなので、化繊など皮膚刺激が強いタオルに石鹸を付けて毎日洗いすぎないようにしてください。毎日洗う必要もないので数日に1回にする、更に洗うときも泡立てた石鹸で手でやさしくなでるように洗ってください」との説明を受けて下記のステロイド外用薬を1本処方された。

薬品名:メサデルム軟膏0.1%(5g)

外用薬強さランク:ステロイド外用薬は体内への吸収度に応じて5段階(Storngest、Very Strong、Strong、Medium、Week)に分類されているが、このメサデルムはStrongに該当する。

一般的な使い方:1日1〜数回、適量を患部に塗布する。大人への処方は全身~体幹部限定、子供の場合は顔や陰部を除く体幹部。連続使用は大人で2週間以内、子供で1週間以内に。

薬効分類名は、外用合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)なので、大量に長期に渡る使用は副作用の観点から避ける必要がある。

製造販売元は、岡山大鵬薬品株式会社で日本で製造販売されている薬である。

処方されたこの軟膏のお陰で症状は改善された。また石鹸を付けてあまり体を洗わないようにすることで痒みの症状が出ることも減り、痒みの症状が出ない限りできるだけ使用しない、1回あたりの用量もほんの少しにして1本で2年以上何とか持ちこたえることが出来た。しかし、今シーズンの冬がやって来て軟膏がほぼなくなり、引き続き思い出したように痒みが出るので、また皮膚科を受診する必要が出てきた。しかしながら、コロナ禍でもあり、できれば患者の多い病院に行きたくないのでネット通販でメサデルム軟膏が手に入らないか調べてみた。

国内の通販サイトを色々当たってもメサデルム軟膏は見つからない。この軟膏は処方箋医薬品(医療用医薬品)に該当し、国内の法律で処方箋医薬品のインターネット販売は禁止されていることによるものと分かった。もしこの軟膏がOTC(Over The Counter)医薬品(=大衆薬・市販薬)に分類されていれば国内の通販サイトでも買えるようになっているはずである。

仕方なく海外のサイトを検索してみると、下記のサイトでメサデルム軟膏が購入(個人輸入)できることが分かった。

Family Pharmacy Global(ファミリーファーマシーグローバル)

そこで疑問になったのが、国内でインターネット販売が禁止されている処方箋医薬品を海外から個人輸入するのは違法にならないかという点である。下記の厚労省のサイトによると処方箋薬も用法、用量から見て1か月分以内で、個人使用であれば、特別な手続きなしで税関の確認だけで個人輸入が出来るようになっているようである。

もともとこの医薬品の個人輸入は国内での治療法がない場合や、国外で受けた治療を継続するための救済措置として設けられた制度のようだが、現状で見ると諸外国の法規とは異なっているようである。この点については下記の寄稿論文が参考になる。

ということで、メサデルム軟膏を海外サイトFamily Pharmacy Globalから郵送で個人輸入することは、現状では違法ではないことが分かった。早速、2本注文した。注文後に指定された銀行口座(IPS(楽天)銀行)に代金を振込み、注文から1週間後に商品が台湾から発送され、発送から1週間で国際郵便で自宅に無事商品が届いた。



上記寄稿論文にあるように医薬品の個人輸入については日本は諸外国と比較すると特異な存在になっているようだが、使用実績があり効果を確認できている処方箋医薬品を昨今のコロナ禍で病院に行かずに入手できる手段が残されていることは非常にありがたかった。



以上


















2020年3月7日土曜日

デイトレードの腕を磨くためにForex Tester 4を購入した

日本株のデイトレードをしているが、思うように勝てていない。効率よくトレードの腕を磨くためにForex Tester 4を購入した。



【購入までの経緯】
裁量トレードの訓練のためにバックテスト(過去データ検証)ができるツールがないか色々探してみた。株取引を対象にしたバックテストツールは、これといったものがネット情報では見つからなかったが、FX(外国為替証拠金取引)を対象にしたものはいくつか見つかった。次のサイトに主要なものが幾つかまとめられている。

 裁量トレード向けFX練習ソフトのおすすめは?定番&無料ソフト5選

現時点はFXはやっていないので、このサイトで紹介されている練習ソフトでMT4(メタトレーダー4)と無関係の次の2つのソフトを検討してみた。

(1)Forex Tester 4 (有料)
   URL: FOREX TESTER

(2)Trade Interceptor(トレード・インターセプター)(無料)
        参考URL:https://fx-affiliate-partner.com/trade-interceptor/

まず、無料版の(2)をインストールして使用してみた。デイトレードで使用する比較的短い時間足を選択するとテストで利用できるデータ期間が短くなるのでチャートパターンのみを主体にした検証なら有効かもしれないが、上位足を含めた環境認識をしながらの検証には不向きと判断した。テスト足と検証期間の関係は上記サイトの中段より少し上辺りに記載されている。

次に(1)を調べてみた。バックテスト(過去検証)ツールの定番のようで、”FX” + ”バックテスト”でWebサイトやYouTubeを検索すると多くの情報サイトが引っかかる。早速トライアル版をインストールしてサイトのチュートリアルを見ながら暫く使用してみたが、相場の環境認識を含めたトレードの練習やシステムトレードのバックテスト用として優良なソフトと判断した。

ただこのソフトは基本的にFX用のソフトであり、株の検証や練習用としてはどうなのか、という疑問が少しあったので、下記の迷晴れFXサイト

http://mayohare-fx.com/forex-tester/

を運営されている迷晴れさんに状況を説明して、この疑問を投げかけてみた。「フォレックステスターは、株のデイトレードの練習にもとても有効です。よく11000円引きのセールをやっているので、その機会に購入されることをおすすめします。」との回答が返ってきた。ちょうどそれからわずか4日後に始まったバレンタインデーセールを利用して通常より¥13,000安く購入した。15分足以下の短い時間軸を使う短期トレードでは、分足データに加えてティックデータがあると、マーケットと同じよりリアルな感覚でトレードできるので、VIPデータサービス(月間アクセス)も付けた。

  Forex Tester 4 VIPデータサービス(月間アクセス権)¥26,399(税込み)

因みにセール期間は1週間ほどで、年5回やっているようです。
ForexTester3の毎年恒例セール期間
上記サイトには記載がないが、バレンタインデーセールの後、2月末にファイナルウィンターセールというのもあった。毎年やっているのかどうかは分からないが....。いずれにしても緊急で購入する必要がないなら、セール期間を利用した方が賢明なので時々セールをやっていないかサイトをのぞいて見ることである。

購入直後に送られてきたメールに記載されていた登録キーをアプリに登録してトライアル版を正規版にアップデートしてForex Tester 4を使い始めた。使用する過程で疑問に思ったり、困ったりしたことでチュートリアルやサイトの記事に回答がみつからないようなことを中心に以下にまとめてみた。


【データ】
VIPデータサービスは、1か月以内に一旦キャンセルする予定で購入したもので、この間にダウンロードできるものはできるだけダウンロードしてハードディスクに保管することにした。過去データはFX通貨ペアのみでなく、FX通貨ペアに比べて期間はかなり短いものの世界の主要株式市場の銘柄もダウンロードできる。

いつかまた最新の詳細データが欲しくなったら、その時点でVIP月間アクセス権を1か月だけまた購入する予定である。因みに私の場合2月12日に、Forex Tester 4 VIPデータサービス(月間アクセス権)を購入して、翌3月12日24時までVIPデータサービスが有効であった。

1.データセンター
過去データのダウンロード、出力、及びインポートはアプリのデータセンターから行うことが出来る。


必要な通貨ペアをシンボル欄で選択し、ブローカーを選択して「サーバーからアップデート」ボタンでデータをダウンロードすることができる。同一ブローカーを利用できる場合は複数選択して連続的にダウンロードすることも可能。

VIPサービスに登録していれば、1分足データに加えてティックデータもダウンロードできる。両方のデータをダウンロードした後に「ヒストリーをクリア」ボタンを押して、1分足データのクリアを選択すればダウンロードした1分足データは削除され、デフォルトの1か月間のデータのみ残る。またティックデータのクリアを選択したときは、ティックデータはすべて削除され、空データファイルがアプリのフォルダに残る。

ダウンロードしたデータを外部保存するために「出力」ボタンで自分が指定するディレクトリーに出力すると、1分足データは出力されるが、ティックデータは出力されない。従い、「ファイルからインポート」ボタンでこの出力先から保存データをインポートしても1分足データのみがインポートされることになる。
そこで、出力先に手動でティックデータを置いて「ファイルからインポート」ボタンでこれをインポートしようとしても、アプリはティックデータを認識しないので選択することができず、結果的にインポートはできない。

ということで、ダウンロードしたティックデータを保存したり、保存したものをアプリで再利用したいときは、アプリのメニューボタンからではなくエクスプローラーで手動でデータファイルのコピーや移動を行う必要がある。

VIPサービスの登録をキャンセルした後もFX16通貨ペアと2つの金属(金、銀)については引き続き先月末までの1分足データをダウンロードできるが、ティックデータの方はダウンロードできなくなる。

過去データの購入タイプ

また、これらFX16通貨ペアと2つの金属以外でVIPサービス登録期間中にデータがダウンロードできていたものについては、1分足データ、ティックデータ共にダウンロードできなくなるので、VIPサービス登録期間中に必要なものについてはすべてダウンロードしてローカルに保存しておきたい。


上図は、データセンターから通貨ペア:米ドル/スイスフランのデータを期間を特に指定せずに過去データをすべてダウンロードした後にアプリのデータフォルダを見たものである。フォルダには下記の3つのデータファイルが入っている。

  Bars.dat : 1分足データ
  info.dat : データのプロパティデータ(テキストファイル)
  ticks.dat : ティックデータ

この通貨ペアではおよそ17年分のデータがダウンロードできたが、見て分かるようにティックデータはほぼ5GBで結構なサイズになっている。データサーバーからのダウンロードとダウンロードしたデータをアプリで使用できる形に変換する後処理で1通貨ペアあたり1時間あるいはそれ以上もかかるので、PCの空き時間を利用して少しづつダウンロードした。

出来るだけ多くの通貨ペアや株銘柄のデータをダウンロードしておきたかったので、まずPCから不要なファイルを削除して十分なハードディスク空き容量を確保した。またあまりに古いデータは検証に適切ではないかも知れないと考え、ダウンロードするデータ期間も少し短くして通貨ペアと株銘柄計100種類ほどのデータをダウンロードして保存した。それでもデータサイズは100GB近くになったので、外付けのHDDにもバックアップを取ることにした。

こうしておけば、将来いろいろな理由でPCのハードディスクの容量が少なくなったときに、今検証に使用している通貨ペアや株銘柄以外のデータを「ヒストリーをクリア」ボタンで一旦クリアして、必要になったときに必要なデータだけを外付けHDDからアプリのフォルダーに戻して使用することができる。因みにこの保存データをアプリのフォルダーに戻す操作はアプリを起動していないときにやらないとエラーになる。

こうした方法を取るとVIPサービスの登録をキャンセルした後に引き続き更新した1分足データとVIPサービスの登録期間中にダウンロードしたティックデータとの間に必然的に期間のずれが生じることになるが、機能上は特に問題はない。
検証している期間のなかで1分足データとティックデータの期間が重複している期間は、ティック単位のリアルな検証が可能で、1分足のみでティックデータがない期間は1分足が始値、安値、高値、終値の4回の刻みで動き、ややリアルさに欠けるもののバック検証自体は正常に機能する。


2.有料データサービスのキャンセル
Forex Tester購入時にスタンダードやVIPの月間または年間アクセスの定期有料データサービスを申し込んだ場合は、期間が終了すると自動的に更新されるので不要の場合は下記の方法でキャンセルが必要になる。

期間終了の1週間前にデータサービスのSubscriptionを管理しているPayProから英語のメールが届く。

メール本文にある自分のアカウントのリンク(上図赤矢印)をクリックして開いた下の画面からメールアドレスとパスワードでログインする。

メールアドレスは、Forex Tester購入時にサイトに打ち込んだもの、パスワードは何を打ち込んでよいのか分からなかったので、画面下のClick here の部分をクリックし、直後届いたメールにあるリンクから自分の新しいパスワードを設定して、そのパスワードでログインした。

PayPro にログイン後、左側のメニューから Subscriptions を選択した下の画面で

右のActions 欄の「Cancel」ボタンをクリックして、次の画面でキャンセル理由をリストから選んで申請するとキャンセル処理が完了する。定期サービスの残り期間中は引き続きデータのダウンロードサービスが利用可能で、それを過ぎるとサービスは使えなくなる。

下図はキャンセル後の画面で、サービスが必要になったらまたこの画面で「Activate」ボタンをクリックすることで有料データサービスを再開することができるようだ。



【チャート】
1.インジケーターの追加
チャートにインジケーターを追加するときに、タイムフレームタグでこのインジケーターを適用する時間足をセットできるようになっているが、PCの処理負荷を下げるために、通常表示しているチャートの時間足に対応するもののみチェックを入れるようにした方がよい。もし、その同じチャートで時間足をいくつか切り替えて検証テストをしたい場合は、それらの時間足分もすべてチェックしておかないと他の時間足に切り替えたときにインジケーターが表示されないことになる。


例えば、下図のように4つの時間足のチャートを並べて表示しているときに、右下の5分足チャートのみ5分と1分を切り替えて検証したいときは、この右下のチャートのインジケーターのみ両方のタイムフレームにチェックを入れるようにする。



 2.テンプレートの保存
ある通貨ペアで作成したチャートに適用した配色、インジケーター、描画ツールの設定をテンプレートとして保存しておくと、他の通貨ペアのチャートに簡単に適用することが出来るので便利である。注意点としてはテンプレートは時間足単位で別々に作成しておく必要があるということである。
上図の例で言うと、4つの時間足(週足、4時間足、30分足、5分足)のチャートそれぞれで下記のテンプレート保存のダイアログを表示して適当な名前を付けてテンプレートを保存することである。こうしておけば別な通貨ペアでチャートを新規作成して同じ時間足に対して保存したテンプレートを適用すると、配色、インジケーター、描画ツールのすべてが一瞬で再現できる。



3.インジケーターのインストール
マニュアルにある通り、標準で実装されているインジケーター以外で使用したいものがあれば、外からインストールして使用することが出来る。インストールしたインジケーターはカスタムメニューリストから選択できるが、インストールしたインジケーターの表示と追加したインジケーターの削除には注意が必要である。
下図は、ネットから取得した「Awesome.mq4」というインジケーターをインストールして、カスタムメニューを開いたところである。


どこにも「Awesome」という名前のインジケーターは見当たらない。ここにはからくりがあり、元の「Awesome.mq4」のファイルをメモ帳などのテキスト編集アプリで開くと


このファイルでは44行目の
IndicatorShortName("AO");
で表示されるインジケーター名を「AO」と指定していることが分かる。ということで上図の赤矢印で示した「AO」と表示されているインジケーターがインストールしたAwesome.mq4に該当することが分かる。

カスタムインジケーターを削除する場合は、必ずアプリを閉じた状態でフォルダから削除すること。Awesome.dll が削除すべきファイルになるが、今回の場合たまたまこのインジケーターの表示名になっている「AO」と同じAO.dllというファイルが少し上にあるが、こちらは標準で実装されている Awesome Oscillator(B. Williams)の.dllファイルなので間違って削除しないこと。



4.チャートの早送り
「1.チャートにインジケーターを追加」の項で示したチャート画面のように週足から5分足まで4つの時間足のチャートを開いている状態で、今の状態から1か月後まで早くチャートを送ってそこからテストを開始したいようなときは注意が必要である。

左上の週足チャートを選択して、早く送るためにスライドバーの右にあるティックパッケージサイズも1weekにしてテストを再開したり、テスト停止状態でスペースキーでバー送りをしても週足バーは思ったようにどんどんは進まず、ぐるぐるカーソルが回り始めてバーが1つ進むのに暫く時間がかかってしまう。5分足チャートを含め週足以外の3つの時間足のバーデータ、ティックデータおよびインジケータの処理をするためにPCに負荷がかかっているのである。

ということで、何らかの理由でテスト途中で日時を大きく移動したいときは、プロジェクトを再開すること。「プロジェクト」メニュー内の「日付からプロジェクトを再開する」メニューで希望する開始日をスライドバーや左右矢印キーを使って指定して再スタートするとよい。


5.チャートの同期(複製ラインの同期はできない)
1つのチャートに描いたインジケータやラインなどを他のすべてのチャートに同期する機能がある。下図のメニューリボンの右端のマーク(緑枠)がそれである。


このボタンを押して同期機能を有効にすると、あるチャートに追加したインジケータやラインなどはすべてのチャートに自動的に反映されるようになる。しかしながら、複製したものは反映されない仕様になっているようで、トレンドラインを引き、これを複製して平行線を追加しても追加したラインの方は他のチャートには反映されない。

これの解決策として、平行ラインを引きたいときは水平ラインやトレンドラインの代わりにフィボナッチチャネルを使う手がある。上図のメニューリボンの赤枠のマークがそれである。ボタンをクリックして開いた下図の設定画面でレベルタグを開き、すべてのレベルを削除して、

パラメータータグでラインの色やスタイルを適宜編集して、フィボナッチチャネルで下図のような平行線を引けば、この平行線はすべてのチャートに同期できる。



【日本語版または英語版】
Forex Tester の日本語版は上記の通り、下記のサイトから購入可能だが、
URL: FOREX TESTER (日本版)

Forex Testerの担当者と色々とやり取りをしている中で英語サイトから英語版(マルチ言語対応版)も購入できることを知った。また、こちらの英語版は日本語を含む計16言語をサポートしており、ソフトウェアの改善や不具合修正の更新リリースもこちらの方が先行すると思われるので、ローカル対応した日本語版を購入するよりこちらの方がお勧めです。価格については税務知識がなく正確な優劣比較はできないが、英語版(マルチ言語対応版)の方が安いのでは?という気がする...。
URL: FOREX TESTER (英語版)

もし必要であれば英語版の登録キーを送付しますよ、ということだったので英語版に差し替えてもらった次第。英語版の登録キーをもらった時点でそれまで使用していた日本版の登録キーは当然ながらブロックされた。
日本語版で幾つかのダイアログ画面で日本語テキストの一部が隠れて見えない問題(Forex Tester側には連絡済み)があったが、英語版の方では、画面サイズが変更できるのでこの問題も解消した。


【アプリケーションの再インストール】
上記の日本語版から英語版への変更で、英語版(マルチ言語対応版)のアプリケーションを新規にインストールする必要が生じたが、下記の手順を踏むことでそれまで使用していた日本語版での各種設定がそのまま引き継ぎできることが分かった。
この手順は、何らかの理由でアプリケーションを再インストールする場合にも有効である。

既にインストールしている今のフォルダと同じ場所にインストールするとデータや設定ファイルが初期状態に戻ってしまうので、これを避けるために、

1.無料トライアル版を別なディレクトリー(C:\ForexTester4_new など)にインストールする。

2.インストール後、旧フォルダー(C:\ForexTester4)内の次の6つのフォルダと同階層にある1つのファイルを新しくインストールしたフォルダやファイルと差し替える。
  ・data フォルダー
  ・Indicators フォルダー
  ・Projects フォルダー
  ・Strategies フォルダー
  ・Temp フォルダー
  ・Templates フォルダー
  ・ptSettings.dat ファイル(描画ツールの設定ファイル)

3.新しくインストールしたアプリを起動して、登録キーで製品版登録をする。

4.旧フォルダは削除する(ディスクスペース節約)

以上で、これまでのデータや各種設定を引き継いでアプリが使用できる。


【EA (Expert Advisor:エキスパートアドバイザー)について】
EAとは自動売買のストラテジーをコーディングしたMT4やForex Testerなどの上で動くプログラムのことである。株やFXのトレード戦略つまり、どこでエントリーし、どこで決済するかをプログラム化したEAを使用して、戦略の有効性を過去検証したり、有効と判断されたトレード戦略をMT4で実際のシステムトレードに活用するといったことが可能になる。

ネットを検索すると様々なEAが無料または有料で販売されているのが分かる。通常はコンパイル済みの実行ファイルで中身が見れないファイル拡張子が「.ex4」の形式になっている。コンパイル前でテキストエディタ―などで開いてユーザーが編集できる「.mq4」のファイル拡張子を持つものを特定のFX会社の口座開設などを要求せずに本当に無料で公開している日本サイトは見つけることが出来なかった。海外のサイトにはMT4やMT5向けのEAやインジケーターの情報を発信しているサイトがいくつもあり、中でも下記のサイトが非常に参考になると思う。

https://www.mql4.com/

サイトにアクセスしてトップページの上部に並んでいるメニューの「CodeBase」を選択した画面が下図で、MT4や最新のMT5に関連するEAやインジケーターに関する豊富な情報があり、個人が開発したものが無料で公開されている。表示言語も日本語が選択できるので英語が苦手な方も大丈夫。


今は、日本株の裁量トレードをしているので、EAの知識は緊急で必要はないが、EAを活用することで大局的にトレードに有利なチャートパターンを検証したりできるし、将来、MT4を使ってFXのシステムトレードも始めるようになるかもしれないことなどを考えるとEAの知識をある程度持っていることは決して損にはならない。

EAは自作することもできるので、プログラミングに抵抗のない人は
https://www.mql4.com/
のサイトで、上部の「Documentation」を選択して表示される画面でMQL4(MetaQuotes Language4)の言語仕様を学んで少しづつ自作してみる手もある。

日本語サイトでは、下記のサイトが親切な解説をしており参考になる。
https://get-daze.net/2018/11/02/mt4-mql-matome/

プログラミングは苦手で、できればもう少し簡単に作りたい方は、
 FOREX TESTER (日本版)
のページの下の方にある商品カテゴリーのリストにあるVisual Strategy Builder(ビジュアルストラテジービルダー)を利用する方法もある。(下図矢印)


Visual Strategy Builder のリンクをクリックして開いた下の画面で、まずサインアップして自分のアカウントを作り、登録したメールアドレスとパスワードでログインする。


ログインした画面の左側のメニューから「ヘルプ」をクリックすると、ビジュアルストラテジービルダーの基本的な使い方を開設した動画(英語のみだが)やマニュアル(英語と日本語)があるのでこれらを参照しながら作業することで、ゼロからのスクラップビルドでEAをプログラミングするよりもずっと簡単にEAを作成することが出来る。

また、他の人が作成したEAで公開されているものもいくつかあり、</>テンプレートでそれらを表示して、興味のありそうなものをコピーして自分流にアレンジするようなこともできるようだ。こうしたツールがあるとEA作成の壁がかなり低くなる。


それでもプログラミングはお断り、という方でお金を払ってもいいから自分が要求するEAを早く作ってほしいという方には、そうしたサービスもあるようだ。「ヘルプ」メニューの上側にある「プログラマーを雇う」のリンクから入って、金額など必要な問い合わせをして希望するEAの仕様を提示すれば2週間ほどで作成してくれるようだ。


【Forex Testerの有効性】
購入後、実質の使用期間はまだ1か月にならないが、これまで使用してきた感じでいうと支払った金額に対する価値は十分にあると考える。リアルタイムと同じように先が見えていないチャートを動かしながら、エントリーと決済を繰り返す中で自分のトレードの悪い点が際立ってくる。反省を踏まえて次の行動を変え続けていくことでトレードの質が次第に高まり、またトレードの数を多くこなすことで時間をかけてチャートを深く分析しなくても自然に優位性の高いチャートパターンで即座に正しい行動がとれるようになれるのではないかという気がする。

これまでもテクニカル分析やトレードに関する本、ブログ記事、YouTubeなどを色々みてそれなりに学んできたが、勝てていないという現実はそれらが自分のものになっていないことを意味する。野球の本を読んでバッティングの方法を知ったからと言ってすぐにヒットやホームランが打てるようになるか、というと答えはNoであるのと同じことである。

よくトレードは職人技である、と言われるが本当にそうであると思う。スポーツなどと一緒で必要な技を磨くには訓練しかない。頭の中にイメージを描き、そのイメージ通りの動きが体現できるようになるまで、繰り返し繰り返し訓練し、次第にそのイメージに近づけて行く忍耐と努力が要求される世界である。

知っていることと分かることは違う、分かっていることと出来ることは違うという人の側の課題がある。このForex Testerは、先が見えない実トレードの環境下で相場観を磨きながら、学んで知っていることを今がそのときという瞬間に自然に発動してトレードに活かせるようになるまでに必要な長い時間を要する訓練を短期間に濃縮できるという点で非常に優れていると思う。

http://mayohare-fx.com/forex-tester/


以上


P.S.
参考になることが見つかれば、また記事に追加していくかも知れません。










  







2019年6月5日水曜日

Kawasaki Ninja 250 ABS 2013年モデルを売る

2013年秋に新車で購入した標記の中古バイクを売ることにした。ネットオークションなどで個人に直接売るのは、後の処理や何かあった時の対応で後々面倒なことに巻き込まれる可能性も否定できないため、今回は業者に買取をしてもらうことにした。

車両:Kawasaki Ninja 250 ABS
型式:JBX-EX250L
年式:2013年
色:白



記事を書いている時点で、新車購入から5年半が経過しているが、実際にバイクを使ったのは購入から半年余りで、その後は仕事の関係でバイクに乗ることがなくなり、家の軒下でカバーが掛かったままで5年ほど放置状態だった。

このまま放置し続けても価値が下がる一方で、この先乗ることも考えられない状況になったので売ることにした。査定日の前に一通りの機能確認と洗車、掃除はしておきたいと思い、照明関係、操作系、エンジン始動性、走行機能、制動機能、異音関係など基本的なところをチェックし、保管中に一部出来た錆を落とし、洗車をし全体をきれいに掃除した。

外見はほぼ新車状態になった。




売るにあたりネットを色々調べて高く買取をしてくれそうなところを探してみた。サイトで車両情報などを入力すると、サイトにより異なるが提携8から10社、多いところでは120社による一括査定をしてくれるようなサイトもあるが、こうしたサイトを利用すると、その後あちこちから電話がかかってきてその対応に時間を取られて困ったというような話もあるので、こうしたサイトを利用するのは止めた。

個人で中古バイクを売った経験を記事にしているサイトをいくつか参考にしてバイク王を1つ候補にした。1社だけでは適性相場で売ることが出来るかどうかが分からないのでもう1社、このバイクを購入した店舗が運営している買取サービスにも査定のお願いをした。

査定日は同じ日の午前と午後で午前が購入店舗買取サービスに、午後はバイク王に査定してもらうようにした。

予めネットで2013年モデルのNinjaの中古車の販売価格相場を確認して、買い取り業者の査定日を待った。


(1)購入店舗買取サービス(午前)
約束の時間にやってきて約20分余り車両をチェックして査定額を伝えてきた。エンジンは始動せず、走行もなし。詳細な査定結果表は見せてもらえなかったが査定額は30万円。ただし、幅があり他の買い取り業者の値段次第で上側に追加交渉の余地はあるので、また連絡が欲しいということだった。一旦帰っていただく。


(2)バイク王(午後)
荷台にすでに買取したファミリーバイク2台を積んだやや大きめのトラックで来る。15分ほど車両をチェックしている間、そばで様子を見ていたが、立ちごけなどしたことがないのに、立ちごけをしましたか、少しカウルのセンターがずれているようです、とか燃料タンクの蓋を開けてやはり年数がたっているので内側がだいぶ錆ていますねとか、買い取り価格を下げる方向のコメント出してくる。エンジンは始動せず、走行もなし、暫くしてデータを入れてくるのでと言って一旦トラックに戻り、程なくして帰って来て、まずこちらの販売希望価格を教えてほしいと言われた。
バイク王に査定を依頼したときの電話口の担当者が伝えた当該バイクの最高買取価格40万円、こちらで調べたネット販売相場35-38万円、さらにバイクの状態を考慮し35万円前後を考えていることを伝える。トラックに戻りほどなくまた帰って来て、先方は買い取り価格は25前万円前後を考えていて、こちらの希望値段で買い取りしても儲けが出ないので今回は話がなかったことにしてもらいます、ということですぐに帰って行った。


約束通り、購入店舗買取サービスにバイク王の査定結果を連絡すると、こちらは30万円以上で買取させていただきますよ、ということだった。すぐに再度来ていただき買い取っていただくことにした。

新車購入時にもらっていた1万円クーポンを使って32万円で買取してもらった。2回足を運んでいただいたこと、バイクの状態に対する誠実な評価コメントや先方のビジネスも考慮し双方が納得できる線としてこの金額で合意した。少し心配になり、この金額で買取して儲けが出ますかと念のために聞いてみると、バイク王さんは基本業者相手の商売で、買い取りした業者が更にお客に売る形になるので、販路は広いものの買取価格は、通常の店舗が直接買取する価格よりも厳しくならざるを得ないということであった。

僅か半年間という短い期間ではあったが、お世話になったバイクにお礼を言って、バイクを積んだトラックが帰っていくのを見送った。